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睡眠の専門家にきく「すやすやねんねの小さなコツ」〈寝かしつけ編〉

2021.08.25

「寝る子は育つ」と昔から言うように、赤ちゃんの睡眠は心身の成長のために大切な時間。でも「なかなか寝てくれない」「親の方が寝不足でツライ」など、多くのママ・パパの悩みの種になっている、子育てミッションの大きな壁であることも確かです。

今回は、子どもの睡眠の専門家「ゆんぱか」さんこと茂木ゆささんをお招きして開催したトークセッションから抜粋して、内容の一部をご紹介します。

新生児から3〜4ヶ月ぐらいの子を対象に、睡眠の大切さや、寝かしつけのコツなどを、専門家のゆんぱかさんにお聞きしました。

《お話を聞いたひと》
子どもの睡眠の専門家 茂木ゆさ(ゆんぱか)さん

東京都立大学看護学科卒業後、看護師として病院に勤務。子どもの寝かしつけに苦労した経験と、自身が寝不足の幼少期を過ごした経験から、乳幼児の睡眠を専門的に学び、2020年春に子育てサロン「Lene(レーネ)」を開業。看護師・保健師・養護教諭。CISA認定 小児スリープコンサルタント。米国IPHI認定国際資格 乳幼児睡眠コンサルタント。三児の母。

 

睡眠は、赤ちゃんの成長と“ゴキゲン”の種

新生児から、3〜4ヶ月ぐらいの時期の赤ちゃんにとって「睡眠が大事」というのはもう皆さんご存知かと思います。
赤ちゃんは、深い眠りに入ったところで成長ホルモンがたくさん分泌されるため、心身の成長のためにも睡眠はとても大切です。

私たち大人も、睡眠不足だと元気が出なかったり、疲れやすかったり、小さなことでイライラしたりしますよね。それは赤ちゃんも同じで、睡眠により体力が回復するうえ、頭もスッキリすると言われているので、しっかり眠ることで起床後の授乳や食事、遊びに集中できるようになります。

ですので、質の良い睡眠を取ることで、日中のグズりや、癇癪を起こす時間が少し減ってくる傾向もあります。睡眠は、心身ともに成長するだけでなく、赤ちゃんが心穏やかに、落ち着いて過ごすきっかけになるのです。

ベビーベッドで眠る赤ちゃん

 

一日の1/3〜1/2を寝て過ごす赤ちゃん

「睡眠は大事。だからたくさん寝てほしい」。
そう思っていても、なかなか難しいのが現実ですよね。

生後3ヶ月頃までの赤ちゃんの睡眠時間は、個人差がとても大きいですが、アメリカ国立睡眠財団やWHOから出ている睡眠時間の目安として「1日トータルで14〜17時間くらい」とされています。
生後4カ月を過ぎると睡眠時間が少し減り、12~15時間くらいに。
どちらにしても、赤ちゃんは「一日の1/3〜1/2を寝て過ごしている」という計算になります。

ただ、一日の半分をまとめて寝てくれるわけではないので、特に生まれたばかりの頃は、24時間を通して寝たり起きたりを繰り返すことになります。夜間の授乳が多かったり、夜間に覚醒する時間が長いと、苦労されるママやパパも多いですよね。

トータルの睡眠時間にも個人差がありますが、1回に眠れる時間や、寝る回数にももちろん個人差があります。よく「この時期はお昼寝何回すればいいですか?」などという質問を受けますが、これも「2回」とか「3回」とかハッキリとした数字を出しにくく、1回で長時間眠れる子もいれば、短く複数回寝ることが得意な子もいます。

トータルの睡眠時間は、あくまで目安。
睡眠時間が短めでも、日中機嫌良く過ごせていれば、それがその子のベストな睡眠時間だったりもしますし、ご家庭で赤ちゃんの様子を見ながら判断していただけたら、と思います。

 

疲れすぎてしまうと、寝つきにくい?

寝かしつけるときのポイントのひとつに、赤ちゃんが「疲れすぎないようにする」というのをよくお話しています。
赤ちゃんが疲れすぎてしまい、本格的にぐずって大泣きしてしまうと、寝つきにくくなってしまうのです。

意識したいのは「ぐずる前に寝かしつけはじめる」こと。
日中の寝るタイミングや睡眠と睡眠の間隔は個人差がありますが、赤ちゃんの様子を見ながら「ちょっと疲れてきたかも」「ぐずり始めそうだなあ」という、ぐずりの一歩前のタイミングで、寝かしつけを始めるとうまくいく、という人も多いです。

お昼寝をする時間が決まっている場合、いつもぐずりがちだという場合は、少し早めに寝かしつけに取り掛かる、というのを試してみてください。まだちょっと目が開いてるけど、少しだけウトウトしてきたら布団に寝かせて暗くしてみたり。
いつも抱っこでしか眠れない子も「今日は機嫌がいいかも」という日は、ベッドに寝かせて優しくトントンしてみたりするのもいいかもしれません。

ぜひ試してみてくださいね。

 

子どもが寝てるときは、一緒に寝ちゃおう!

疲れすぎると、調子が狂ってしまうのは赤ちゃんだけではありません。
ママやパパも一緒ですよね。

寝かしつけって、本当に気力と体力を使います。
でも赤ちゃんのお世話に必死だと、家のことまで手がまわらなくて、寝かしつけたあとに起き上がって、家事をしたり、食事の準備をしたり…とがんばっているママ、多いと思います。

でも、赤ちゃんの睡眠はコマ切れで、予測もつきません。
タスクをこなしている間にまた起きちゃったりして、親の方が全然休めませんよね。

「子どもが寝てるときはを一緒に寝ちゃう!」で、私はいいと思っています。ママやパパも、休める時間を意識的につくってほしいと思います。

 

 

後編となる〈寝室環境編〉では、赤ちゃんが眠りにつきやすい環境を整えるコツや、寝かしつけのちょっとしたアドバイスをご紹介します。お楽しみに。

 

 

ライター 後藤麻衣子

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子どもの睡眠の専門家

茂木ゆさ(ゆんぱか)

東京都立大学看護学科卒業後、看護師として病院に勤務。子どもの寝かしつけに苦労した経験と、自身が寝不足の幼少期を過ごした経験から、乳幼児の睡眠を専門的に学び、2020年春に子育てサロン「Lene(レーネ)」を開業。看護師・保健師・養護教諭。CISA認定 小児スリープコンサルタント。米国IPHI認定国際資格 乳幼児睡眠コンサルタント。三児の母。

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