まずはチェック! 名付けの基本チェックリスト
①読み書き・伝わりやすさ
生活する上で一番大切な、コミュニケーションのしやすさです。
誰でも読める漢字か、または電話口などで説明しやすいか、なども確認しましょう。
PCやスマホで変換候補に出やすい漢字も、伝わりやすさにつながります。
②名字とのバランス・響き
フルネームで並べた時や、声に出した時の心地よさもチェック。
縦書き・横書きした時の見た目や、続けて読んだ時のリズムといった、そもそもの姓と名の相性や、イニシャルが「W.C」「N.G」など、ネガティブな意味になっていないかも念のためチェックしておきましょう。
また、からかいに繋がるような変な略され方をしないか?なども考えてみましょう。
③文字のルール・書く手間
こちらは、法律上受理してもらえるかどうかといった視点や、お子さん自身の負担についてです。
まずは、常用漢字、人名用漢字など名前に使える文字かどうかをチェックしましょう。名前に使えない漢字もあります。
画数については、姓名判断だけでなく、テストなどで子どもが自分の名前を書く時に、難しすぎないか?時間を要しすぎないか?という視点もポイントです。
「こんな人生を歩んでほしい」願いやメッセージを込めて
紡希(つむぎ)
周囲の友人や関わる人たちと共に、自ら希望を紡いでいって欲しいという想いを込めて名づけました。
悠真(ゆうま)
おおらかで優しく、のびのびまっすぐに育ってほしいという願いを込めてつけました。他にも候補が隼都、碧斗、颯真などありましたが、生まれた時の顔が可愛らしい顔をしていたので主人と「ゆうまだね!」となりました。
瑚采(こと)
珊瑚のように個性的、魅力的な心身共に美しい人になるように。珊瑚の「瑚」には、悪い意味が全くない、珍しい字なので、「こ」がつくならこの字!と決めていました。
ほかの名前候補には、彩心(いろは)、栞都(りと)がありました。
実愛(みあ)
なかなか子どもに恵まれなかった3年間。
妊娠が分かって夫婦だけでなく、両親や妹弟も家族みんなが喜んでくれました。
女の子ということが分かってから、主人がふっと名前が思い浮かび、「ミア」にしたい、と。
やっと授かった私たちの赤ちゃんということで、「愛が実った」という漢字にしました。
大和(やまと)
男らしい名前がいいと考えていて、この名前に。
なので勝手に大和屋さんとご縁がある気がしています。
人との調和を大切にする人、優しく強い人に育ってほしいという思いを込めました。
菜七(なな)
自分の人生を、自分の好きな色でカラフルに彩ってほしいという想いから名づけました。
7月7日生まれなので「だからななちゃんなの?」と聞かれることも多いのですが、偶然です。
航季(こうき)
「変わっていくものを恐れず、変化を楽しめる人になってほしい(自分もなりたい)」と強く思い、変わりゆく季節のような世の中を自分らしく進めるように、名づけました。
遥大(ようた)
広く大きな心で、たくさんの出会いがありますように。
生まれるまではもう一つ候補がありましたが、夫と一緒に顔を見て「遥大だ!」ってなりました。
幸大(ゆきひろ)
夫の「幸せになってほしい」という想いと、私の「身体も心も大きく大らかになってほしい」という想いを込めてと名づけました。
蒼空(あお)
蒼(あお)の予定でしたが、生まれた日が快晴だったので、空を付け加えて蒼空と名づけました。蒼い空のようにキラキラした笑顔を毎日みれてとても幸せです。
夏生(なつき)
お兄ちゃんたちが「○○と」という名前なので合わせようと話し合っていたのですが、姓名判断と希望の名前が上手く合わず難航。
結局名前の響きと呼びやすさ重視で決まりました。
酷暑の夏に生まれてきてくれたので、夏の陽射しに負けないような輝きを放った強い子に育ってほしいという思いで名づけました。
命名書は習字が得意な長男が書いてくれました。
睦(むつみ)
人々から愛され、大切な人たちとずっとずっと仲睦まじくいられるようにと名づけました。
紬々璃(つづり)
人とのご縁をたくさん「紬」いで、自分だけの人生を宝石(瑠璃)のように磨いて輝かせて欲しいと願い、名づけました。

昴(すばる)
自然に因んだ名前で、漢字一字がいいと思って考えました。
他の候補は湊、凪、旭などありましたが、5月生まれ(昴は牡牛座の星)で、昴がたくさんの星が集まってできた星団、また語源の「統ばる」の「まとまって一つになる」という意味から人が集まるようにという願いを込めて。また、自分の好きなきらきらしたものをたくさん見つけて集められるように、ということから名づけました。
悠桜乃(ゆらの)
夫が「自信のある子に育って欲しい」と願いを込めて「悠」の字を。
私が桜のように日本中の人に愛されて欲しいと願いを込めて「桜」の字を使いました。
彩葉(いろは)
これから出会うたくさんの人達を「葉」に見立てて、その人たちに笑顔や良い影響を与える人になって欲しいなと思って、「葉を彩る」という意味で名づけました。
琉叶(るか)
「琉」には宝物という意味があるため、「私たちの宝物、あなたの夢が叶いますように」という意味を込めました。
百椛(ももか)
秋生まれなので、秋にちなんだ漢字を入れたくて「椛(もみじ)」を使用した名前にしようと先に決めました。
結果、みんなに愛される子に育ってほしいと、という名前に決定しました。
穂乃華(ほのか)
落ち着いたほがらかな子に育つように、可憐な華がある女性に成長するようにという願いを込めて名づけました。
優奈(ゆうな)
「奈」は周りに可愛がられるような意味があるそうなので、人に優しく・人から愛されるようにと願いを込めました。
また、2人とも子どもと関わる仕事で、名前に「優(ゆう)」の字を持つ子たちがみんな素敵な子だったので我が子もあんな子たちになるといいなと思って名づけました。
倖冬(こふゆ)
冬生まれだったので、何か季節の名前が入るといいなと思っていくつか考えたものを長女に聞いたところ、「ふゆちゃんって呼びたい!」と言われ、倖冬になりました。
人に幸せを運び自分も幸せになってほしい、冬のように澄んだ人に育ちますようにと願いを込めてつけました。
陽凪(ひなぎ)
春の太陽の様に暖かく、凪の様に優しい子になって欲しいと思いと名づけました。
どんなときも他人に意地悪をしない、優しい子になって欲しいと思います。
一晴(いっせい)
妊娠がわかる直前、交通事故に遭いました。幸い私も、5歳と2歳の息子も無事で、命が助かっただけでも奇跡だと思っていたところ、天使が舞い降りてきたように、お腹に命が宿っていることが分かりました。
家族の命を助けてくれた、たった一つの奇跡の命。晴れやかな人生を歩んで欲しいという願いをこめて「一晴」と名づけました。 
パパママ・きょうだい・家族との「つながり」を大切に
長男:一輝(いっき) 長女:美月(みつき) 次女:麗月(うづき)
予定日1週間前、旦那が「これはどう?」と見せてくれたのが「一輝」でした。
文字を見て一目惚れ。どこに居てもいちばん輝く人になりますように。一番星のようにみんなの憧れの存在になれますように。パパとママのいちばん!という意味を込めました。
二人目は、一輝が一番星のイメージだったので、「月」が思い浮かびました。陣痛が来た日が綺麗な満月で「美月」になりました。
三人目も女の子だったので「月」をつけたい。悩みに悩んだ末「麗月」という言葉があると知り、「うづき」になりました。
長男:丞(じょう) 次男:央(ちか) 長女:翠夏(すいな)
我が家は夫のおじいちゃんから「男は漢字一文字の左右対称」と言われ、選択肢が少なかったので悩みました。
丞は響きから入りました。
央は漢字は男の子っぽく、読みは女の子っぽくなりました。
翠夏は、兄たちの名づけ時に「翠」が候補にあったことと、母の名前より「夏」を取って。あとは「すいちゃん」と呼びたかったので。
長女:琴音(ことね) 次女:桃音(ももね)
弦を強く弾かないと音の出ないお琴のように、芯を持ち、その音色のように人を楽しませたり癒やしたりできる人になりますように。という願いを込めて、長女は「琴音」と名づけました。
次女は、長女が「ももねちゃんにする!」と。
「ママのお腹の赤ちゃんは、ももねちゃん!」決定事項として周りの人にも伝えていました。
健やかに成長し、実りの多い人生を送れるように、周囲の人々と調和のとれた関係を築き、心地よい音楽のように人生を豊かに彩ることができますように。という願いを込めて、漢字を決めました。
長男:旺太郎(おうたろう) 長女:未旺(みおう)
長男は妊娠中に男の子と分かり、パパの名前の健太郎から「太郎」、ママの名前の望から「王」を使って名づけました。好奇心旺盛という意味も。
二人目は、ママの名前から「み」、長男の旺太郎から「お」、パパの名前から「う」を取って「みおう」という響きが先に決まり、長男と同じ漢字をあてました。
陽(はる)
太陽のように周りをポカポカと温かくするような女の子になってほしい、笑顔あふれる女の子になってほしい、という願いを込めて。
ママが「うらら」という名前なので「ハルウララ」と繋がるような名前に旦那がしてくれました。
優里愛(ゆりあ)
不妊治療でようやく授かった子で、嬉しすぎたので私の名前の一文字「優」を使いたくて。
人に優しく、みんなから愛される子に育って欲しいという意味も込めてつけました。
あつき
パパもママも「き」で終わる名前なので、「き」で終わる名前というのは決めていました。
ある日パパが「あつき」だ!とピンときたようで…。
あ えて嬉しい
つ れて行くよ
き ぼうに満ちた世界へ
1文字ずつに意味の籠った素敵な名前を考えてくれました。
結優人(ゆうと)
私は元々違う名前が良くて、パパの字を入れた名前にしようと決めていました。
出産直後、パパが「結人がいい!人と人を結ぶような人になってほしい」と言い出しました。
私は「優依翔」にするつもりだったので、パパの「人と人を結びますように」、私の「パパのような優しい人になってほしい」の意味を込めて、「結優人」という名前になりました。
登吏(とおり)
家系の16代目の僕。
先祖代々受け継がれている血筋を大事にして欲しくて、「とお=10」「り=6」と名づけました。
「吏」はお姉ちゃんと同じ漢字で、姉弟仲良く育って欲しいと願いを込めました。
褝理(ゆずり)
お腹の子が男の子だと分かったとき、お祖父さんから名前をもらうべきだと直感で思い、夫もそう思っていたようで、「禅」の字を使うことになりました。
禅の字は「ゆずる」と読み、私が茶道を習っていて禅語に親しんでいることから、「理(ことわり)」をつけて、褝理としました。

夫婦の思い出や好きなことからインスピレーション
一桜(IO)
旦那がラップをやっており、尊敬しているラッパーから。2人とも桜が大好きなので。
英語でIO。一本桜のように散り際まで美しく、最後の最後まで皆に愛される子に育って欲しい。
I(自分)をまずは愛し、O(other=他人)の事も自分のことように愛せる、IO(io=アイオ=愛を)持った子になりますように。
という意味で名づけました!
翔太郎(しょうたろう)
私が1番大好きな仮面ライダーの主人公の名前から。
理由は、1番の推しということもありますが、そのライダーは2人合わさって初めて仮面ライダーに変身することができる、「2人でひとつ、どちらかが欠けても成り立たないヒーロー」なんです。
なので息子にはそんなかけがえのない相方を見つけて欲しい、誰かを守れるヒーローになってほしい!という気持ちを込めてこの名前にしました。
桜和(さわ)
4月上旬の予定日で、大好きな桜をいつも待ちわびるような思いで、誕生をとても楽しみにしていました。
桜で「さ」とよむ字の子がいてヒントをもらい、桜という字が画数が多いのでもうひとつは少ない画数と合わせたいなと考えました。
生まれた日は、桜が満開でした。
璃桜那(りおな)
旦那さんは外国人。セブ島で結婚式を挙げたかったところ、コロナ禍で沖縄で挙式することに。
思い出の沖縄にちなんだ名前をつけたくて、瑠璃の璃、那覇の那をとって名づけました。
外国人には馴染みのない漢字のため、旦那さんは漢字を練習して市役所で書類を書きました。

降ってきた!? 夢に出てきた? 直感や響き、胎児ネームから
夢彩(ゆあ)
赤ちゃんが欲しいと思ってもなかなか授からなかったとき、夢に出てきた娘が「ゆあ」ちゃんでした。
この時から女の子だったらこの名前にしよう!と決めていたのも束の間、本当に女の子を授かったんです。
夢に出てきてくれたことと、どんなときでも夢を持って彩りのある人生を送って欲しいという願いを込めて名づけました。
陽翔(ひなと)
主人に性別発表をした5月頃に、朝起きた主人が「名前の夢を見た!」と。
息子と一緒にお散歩してて「ひなと!ほらトラック通ったね」ってお話をしてる夢を見たそうで、そのまま陽翔になりました。
遥(はるか)
まだ性別がわからない時期に、パパの夢の中に「遥」という名前が出てきて、「遥だったら男の子でも女の子でもいいね」と話していてそうなりました。
純実(すみ)
妊娠する前から「すみちゃん」という呼び名が私の頭の中に降ってきて、それ以来旦那と「すみちゃん来ないかな」と赤ちゃんのことを「すみちゃん」と呼んで待っていました。
赤ちゃんができてからもずっとその胎児ネームで呼んでいて、そのまま「すみちゃん」になりました。
純実(じゅんじつ)という言葉があることを知り、意味も素敵だったので決定しました。
悠真(はるま)
私達夫婦は、不妊治療をしていました。体外受精だったので、受精卵を戻す度に、いっちゃん、ふたちゃん、さんちゃん…と簡単な呼び名を付けていました。
8個目の卵だったので「はっちゃん」と呼んでいて、「は」で始まる名前がいいな、と。
この子らしくゆったりと、のびのびまっすぐに育ってくれたらいいなと願い、悠真と名づけました。

***
いろいろな決め方がありますが、どれもママやパパの愛情がたっぷり詰まった名前ばかり。
最終的にはパパとママが二人とも「これだ!」としっくりくる名前が一番です。
我が子に贈る、一生モノのプレゼント。夫婦で考える時間も楽しく幸せな時間になりますように。