#絵本

きょうのえほんがかり vol.1「春のお散歩に連れていきたい絵本たち」

2024.04.10

自宅の「わたげBUNKO」にたくさんの絵本を蔵し、絵本をキーワードにさまざまな活動を展開する「えほんがかり」のまこさん。

このシリーズ「きょうのえほんがかり」では、いろいろな絵本を知るまこさんに、テーマに合わせたおすすめの絵本をご紹介いただきます。

えほんがかり まこ さん
「えほん つながる ことば いのち」をテーマに、絵本の楽しさや奥深さを発信。“えほんがすきなおとな”、「えほんがかり」として活動する。絵本の読み聞かせなどの活動のほか、その域にとどまらない自由な発想とフットワークで、あらゆる絵本コミュニケーションを独自で展開する。岐阜県海津市の家庭文庫「わたげBUNKO」の公開・交流、絵本を持ち寄る楽しい朝活「えほんモーニング」、さらに「えほんや 折りをり」としてマルシェ等で絵本の販売も手がける。NPO法人「絵本で子育て」センター絵本講師。岐阜県在住。二児の母。

 

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あたたかな太陽の光が、植物や虫たちに季節が変わったことを伝えてくれています。
やっと私たちにも、待ちに待った春がやってきました!
この時期、お天気の良い日には、外に出て自然との触れ合いを楽しむのも気持ちいいですね。

というわけで、第1回目の「きょうのえほんがかり」のテーマは「春のお散歩に連れて行きたい絵本たち」。
身近な植物や昆虫、動物などが出てくる絵本をご紹介します。

 

きょうのおしながき

『あかちゃんのおさんぽえほん みぢかないきもの』

『はるかぜさんぽ』

『野の花絵本 春と夏の花』

 

あかちゃんのおさんぽえほん みぢかないきもの

『あかちゃんのおさんぽえほん みぢかないきもの』
・あ!てんとうむし
・からすがかあ!
・たんぽぽのはら
とりごうなりさ 福音館書店

「あかちゃんのおさんぽえほん」とあるように、あかちゃんたちがお散歩に出かけた際に出会うであろう、身近ないきものたちが題材にされています。

優しく語りかけてくれるような版画で表現された絵も印象的です。

私たち大人には、「てんとうむし」「からす」「たんぽぽ」のように、いつもの景色や当たり前にそこにあると感じるものでも、子どもたちにとっては、はじめて見るものや触れるものがたくさんあります。

一緒に発見し直し、一緒に驚き直し、一緒に触れ直す。
絵本を開くように、子どもたちと同じ目線に立って歩いてみると、しばらく気づかなかった春の宝物にたくさん出会えるかもしれません。

そしてこの絵本、小さめのサイズ感で、とても丈夫なボードブックタイプなので、持ち歩きやすいんです。
赤ちゃんとその近くにいる大人たちのことを考えて作られた絵本だというのが伝わってきて、嬉しくなります。

こちらの絵本は3冊セットでも販売されていますが、もちろん1冊ずつでも購入できます。

 

はるかぜさんぽ

『はるかぜさんぽ』
えがしらみちこ 講談社

おさんぽシリーズとして刊行されているこちらの絵本。
ページを開くと、いろいろな季節のおさんぽが楽しめます。
今回は、その中から春の1冊です。

水彩で描かれた絵がとても瑞々しく、女の子が歩みを進めるたびに、次々と新しい出会いが訪れます。

ページをめくる毎に現れる、春ならではのお楽しみ。
読んでいる途中からお散歩に出かけたくなってしまうほど、魅力的な一冊です。
このシリーズ、ほかには『あめふりさんぽ』『さんさんさんぽ』『ゆきみちさんぽ』などがあります。

 

野の花絵本 春と夏の花

『野の花絵本 春と夏の花』
前田まゆみ あすなろ書房

「見たことはあるのに名前を知らない」。そんな草花って、ありますよね。
この絵本は、そんな野に咲く花について教えてくれる一冊。
図鑑のように名前や特徴などが、細かく丁寧に、そして美しく描かれています。

私も3年ほど前に、この絵本とビニール袋を片手に息子と“春見つけ散歩”をしました。
冬にはなかった色鮮やかな草花が道端を彩っていて、本当に「春がきたんだなぁ」と実感したことを憶えています。

お散歩中に少し摘んできて、帰宅後に絵本を開きながら並べた様子がこちら。

もしかしたら、本当にこれかな?違うかな?とハッキリしないこともあるかもしれませんが、答えを見つけることよりも、子どもと大人の真ん中に絵本をはさんで季節を感じる時間が、とても尊い時間になると思います。

ぜひ、たっぷり味わってみてくださいね。

 

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今回は、春のお散歩にぜひ連れて行ってほしい、5冊の絵本をご紹介しました。

春という季節が描かれた絵本たちは、色も明るく生命力に溢れていて、眺めているだけでも元気が出てくる絵本が多いです。

ぜひお子さんと一緒に、お気に入りの春の絵本を持ってお出かけをして、「絵本とおなじ!」「絵本とちがう!」をたくさん見つけて、楽しんでみてくださいね。

 

information

■ミドリのいち「BABY DAY」出店
2024年4月21日(日)11:00〜16:00
会場:ennoie ミドリバシ(岐阜県大垣市西外側町2-46)にて
*「えほんや 折りをり」として出店

■えほんがかりのおはなし会
2024年4月30日(火)10:30〜11:00
会場:TSUTAYA BOOK STORE カラフルタウン岐阜店(岐阜県岐阜市柳津町丸野3-3-6)
参加費無料

■ひらくとあたらしいであいがあるかもしれないマーケット「hirakutoひらくと」
2024年5月6日(月・祝)
会場:海津市図書館読書ガーデン(岐阜県海津市海津町高須605)
*「えほんや 折りをり」として出店&読み聞かせリレーに参加

 

日々の活動やイベント情報など、詳しくは公式Instagramで更新中
えほんがかり @ehongakari

 

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えほんがかり

まこ

「えほん つながる ことば いのち」をテーマに、絵本の楽しさや奥深さを発信。“えほんがすきなおとな”、「えほんがかり」として活動する。絵本の読み聞かせなどの活動のほか、その域にとどまらない自由な発想とフットワークで、あらゆる絵本コミュニケーションを独自で展開する。岐阜県海津市の家庭文庫「わたげBUNKO」の公開・交流、絵本を持ち寄る楽しい朝活「えほんモーニング」、さらに「えほんや 折りをり」としてマルシェ等で絵本の販売も手がける。NPO法人「絵本で子育て」センター絵本講師。岐阜県在住。二児の母。

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わたしたちは、子ども家具メーカー「yamatoya」です。

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