双子を育てる、パパ目線の子育て日記シリーズ。大和屋の通販担当スタッフ「やまちゃん」が、日々の育児を通して感じたこと、考えたことを綴っています。
今回は、前回に引き続き「ヘルメット治療」のお話です。
生後8ヶ月を迎え、治療をはじめて1ヶ月。
実際にどんなことをしているの?子どもはどんな様子?家族の心境は?双子と家族のリアルな毎日をお伝えします。
生後8ヶ月、ヘルメット治療開始から1ヶ月経過
前回の双子パパ日記でご紹介した、双子の「ヘルメット治療」。
ヘルメット治療とは、赤ちゃんの頭の形を整えるために専用のヘルメットを一定期間装着し、成長とともに少しずつ形を導いていくという治療です。
基本的には1日22時間の装着が推奨されていて、毎日ほぼつけっぱなし。
内部には調整の工夫がされていて、へこんでいる部分には空間をつくって成長を促し、出ている部分はやさしく抑えてバランスを整えていきます。
この治療をスタートして、早くも1ヶ月。
いま、まさに我が家は「治療まっただなか!」の状態です。
「あら、かわいい!」からはじまったけれど…
最初にヘルメットをつけたときは、「わあ、ロックマンみたい!」「なんか強そうでかわいいね!」なんて笑っていた私たち。
でも、すぐに気づかされます。
これは決して“楽な治療”ではない、ということに。
装着したばかりのころは、双子もキョトンとした様子でしたが、時間が経つと次第に不快感が出てきたのか、泣き出すようになりました。
重さもあるし、通気性が悪くて汗びっしょり。
ヘルメットをずっとかぶっていると、ムレて肌も赤くなってしまいます。
「まずは慣らしから」ということで、最初は1時間ほどつけて、その後は装着時間をだんだん伸ばしていくのですが、そのたびに10分以上かけてあやして、ようやく落ち着いてもらう…というのが日課に。
しかも、肌トラブルを防ぐために、数時間おきにヘルメットを外して、頭とヘルメットの内側を拭く必要があります。
そのたびに泣く → あやす → また泣く…の繰り返しです。
夜泣き+ヘルメット!不快感MAXの真夜中
もちろん、夜も装着したままです。
生後8ヶ月と、ただでさえ夜泣きが始まるこの時期に、ヘルメットの不快感が重なると、夜中はもう大騒ぎ×2です。
真夜中に、寝室に響き渡る大きな泣き声…。
冬でも、頭は汗びっしょり。私たちも何度も目を覚まして寝かしつけ、また起きて…の繰り返しです。
ある日の夜中、ひとしきり泣いて、泣き疲れてヘルメットをかぶったままようやく寝付いた我が子の、すやすやとかわいい寝顔をみて、ふと泣きそうになりました。
子どもが生まれてから、涙腺が本当にゆるくなっています。
「がんばってるね。ありがとうね。ごめんね」。
この子たちのための治療ではあるけれど、それを支える私たち親にとっても、成長の機会なんだと感じる毎日です。
親子で一緒に、ゆっくりがんばろう!
昨日より、少しだけ泣いている時間が減った。
ヘルメット姿でも、声を出して笑ってくれた。
そんなふうに、小さな成長や変化に励まされながら、私たちも少しずつ前に進んでいます。
真夜中に大音量で泣き続ける二人の泣き声も、みんなでがんばった毎日も。
きっといつかは、家族にとって大切な思い出になるはず。
親子で一緒に、ゆっくりがんばっていこうと思います!