5歳の娘さんを育てる元小学校教員で、yamatoyaアンバサダーのまーやさんに、多くの親が頭を抱える「イヤイヤ期」との向き合い方についてお話をお聞きしました。
12年間の教員生活で多くの子どもたちと向き合ってきた経験から導き出されたのは、力でねじ伏せるのではなく「言葉」と「環境」で、子どもが自ら動きたくなる仕掛けを作ること。
イヤイヤ期を「成長のチャンス」に変えるヒントを、実体験をまじえてたっぷりとお届けします。
2026.04.08
5歳の娘さんを育てる元小学校教員で、yamatoyaアンバサダーのまーやさんに、多くの親が頭を抱える「イヤイヤ期」との向き合い方についてお話をお聞きしました。
12年間の教員生活で多くの子どもたちと向き合ってきた経験から導き出されたのは、力でねじ伏せるのではなく「言葉」と「環境」で、子どもが自ら動きたくなる仕掛けを作ること。
イヤイヤ期を「成長のチャンス」に変えるヒントを、実体験をまじえてたっぷりとお届けします。
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《教えてくれた人》
私は12年間、小学校教員として多くの子どもたちと向き合ってきました。
小学校の低学年クラスでも、子どもたちが「イヤ!」と言う時はよくあります。
そんな時、先生たちは力でねじ伏せるのではなく、実は「環境」と「言葉」で、子どもたちが自ら動きたくなる仕掛けを作っているんです。
今回は、イヤイヤ期を乗り越えるための、覚えておきたい声かけの方法「お守りフレーズ」と、目指したい「環境づくり」についてお届けします。
まずは、多くのママが直面するあるある場面への返し方から。
ポイントは、前編でもお伝えした「共感」と「選択」です。
「ほらっ!もうお風呂入るよ!」と無理矢理連れていくのではなく「お風呂まで、ピョンピョンうさぎさんで行く?それともノッソリくまさんで行く?」と伝えてみます。
「入る・入らない」の土俵から、「どうやって行くか」に視点をずらすのがコツです。
遊びの要素を入れることで、「自分で選べて、しかも楽しそう!」と子どもの心を満たしてあげられます。
「ダメ!」と突き放すと火に油を注ぐことになってしまいます。
そんな時は「これ、おいしそうだもんね。今日は写真に撮って、サンタさんに教えておこう」。
一度その欲求を認めて、目の前で「保存」してあげます。
それをしっかり見せてあげてください。
意外にも、子どもは「自分の気持ちが記録された(分かってもらえた)」ことで満足し、切り替えられることが多いんです。
イヤイヤ期は、自分の気持ちを表現したい時期。
大人の都合はもちろんありますが、ゴールの選択権を子どもに渡すことで、スムーズにスタートしてくれることがあります(もちろん毎回うまくいくとは限りませんが…笑)。
続いて、環境の整え方のヒントです。
小学校の教室がなぜあんなに整っているか、理由はご存知ですか?
それは、「先生に聞かなくても、自分で動ける仕組み」になっているからです。
お家の中でも、少しの工夫でお子さんの「やりたい!」を「できた!」に変えることができます。
まずは、「見える化」で先を見通す方法です。
「次は着替え、その次はご飯!」と、言葉での指示するよりも、写真やイラストのカードを並べたり、いわゆる「おしたくボード」を用意してみてください。
「次はこれだね」と一緒に確認し、そのうち慣れてきたら1人でお任せします。自分でできるようになったら、たくさん認めてあげてくださいね。
小学生だけではなく、幼児のころからお家でも実践できます。

そのうちに、絵本やおもちゃなどを「自分で片付ける」ことができる年齢になってきます。
そんなとき、「うまくできない」ことがイライラにつながってしまうことも。
子どもが小さい頃から、「自分専用」のものを準備して、少しずつ習慣づけていくと良いでしょう。
たとえば、玄関に自分で靴をしまえる低い棚を作ったり、服を選びやすい低いカゴを用意したり。
絵本のお片付けも、小さな頃からできる簡単な「お片付け」です。
子どもが自分で出し入れしやすい高さの本棚(yamatoyaさんのブックシェルフは、ちょうどいい高さで、子どもが出し入れしやすい設計なので、我が家も重宝しています!)があると、お片付けがぐんとスムーズになります。
「ママやって!」と言わなくても自分で完結できる環境や、自分だけの居場所は、将来的にもお子さんの自尊心を育むだけでなく、ママやパパの「名もなき家事」を確実に減らしてくれます。

教員時代、受け持ったクラスの保護者の方で印象的な方がいました。
娘さんがお友達とトラブルになったときに、「せっかく他にもお友達がいるんだから、違う子と遊んでみたら?」とだけ軽く伝えて、あとは見守っていたのです。
そのお母さんは、「この子は自分で解決できる力がある」と信じていたんですね。
実際、そのお子さんは翌日から違うお友達と遊び始め、自然と悩みを解決していきました。
これは私が小学校で経験した話ですが、もっと小さな子のイヤイヤ期も、きっと同じ。
親が先回りしてすべてを解決してあげるのではなく、「この子は今、自分を作っている最中なんだ」と一歩引いて構える。
その「信じる気持ち」こそが、ママやパパの心を折れにくくする最強のマインドセットになるのではないかと考えています。
子育てに正解はありません。
10回やって1回うまくいけば、それはもう大成功です!
まずは今日、お子さんが「自分で靴を脱ぎ履きやすい場所」や「自分でお片付けに挑戦できる収納場所」を、お家の中にひとつだけ作ってみませんか?
「できた!」と誇らしげに笑うお子さんの顔が、きっと毎日頑張っているあなたの疲れを癒してくれるはずです。
「完璧でいなければ!」「ちゃんとしなきゃ!」と、親の方が肩に力が入ってしまうことも多くなってしまいますが、その力をちょっと抜いて、目の前のお子さんに合わせた「楽しい工夫」を一緒に見つけていきましょう。
***
「やりなさい!」と叱るよりも、子どもが「やりたくなる」仕掛けを作る。
元教員、まーやさんならではの視点は、忙しい毎日を助けてくれる大きなヒントになりますね。
小さな工夫が、親子の笑顔を増やす第一歩になりますように。
まーやさん、大切なお話をありがとうございました。
わたしたちは、子ども家具メーカー「yamatoya」です。
子ども家具をつくってきた歴史は、
子育て情報蓄積の歴史でもあります。
リアルな体験や役立つお話を
全国の子育て世代のみなさんと
共有したいと思っています。
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