#乳児 #幼児

育休復帰の準備と心がまえ vol.1「復帰の事前準備が両立のカギ!」

2023.12.20

出産を期に産休・育休を取得し、いよいよ職場復帰。

「通う園も無事決まって、職場への書類提出も済んだからあとは出勤するだけ!」…と思っているママやパパは多いと思います。

しかし、実は育休から復帰した直後から、思うように両立できずに挫折したり壁にぶつかったり…という人も多いのが事実。最悪の場合、辞めたくないと思っているのに退職せざるを得ないパターンもあります。

今回は、企業・個人向けに育休復帰の支援をしている「Creasmile」代表の小里 結未さんに、育休後の職場復帰に向けての心がまえや、育休中からできる準備について教えていただきました。全4回のシリーズで、たっぷりお届けします。

 

教えてくれた人
Creasmile 代表(育休後アドバイザー / ベビーマッサージ講師)
小里 結未(おり・ゆみ)さん

広告会社で行政機関や法人企業などのマーケティングに携わる。地域雑誌の編集長を経て、社内売上トップクラスのエリアマネージャーに抜擢。その後1年半の産休・育休を取得して復帰。育休復帰前の自身の知識不足や企業のサポート体制の不十分さに葛藤したことをきっかけに、育休を取得したママ・パパに必要な知識や準備などのノウハウ、子どもとの深い関わり方などを学ぶ。企業向け・個人向けの育休復帰支援を行う「Creasmile」を立ち上げ、活動を展開する。一児の母。

仕事と育児の両立に悩む人をサポートする「育休後アドバイザー」

ー「育休後アドバイザー」という資格を初めて知りました。小里さんの活動内容について、教えてください。

育休後アドバイザーは、育休復帰に悩むママやパパのために、育休中から準備しておくことや心構えを的確にお伝えすることのできるアドバイザーのことです。

私が代表を務める「Creasmile」では、主に法人向けの育休復帰支援サービスを提供しています。

産休・育休を取得した社員の方へ、復帰のための具体的な準備や心構えをお伝えする「育休後職場復帰講座」の開講をはじめ、毎月開催する「育児サポート」では、育休中のママ同士の交流の場としてはもちろん、復帰後、短い時間でもたっぷり子どもに愛情を注げるコミュニケーション法について、お伝えしています。

復帰後の社員の方へは、悩みや不安を気軽に話せる場や、自身の職場での存在意義を理解しモチベーション向上に生かすための場づくりをしています。また、社員一人ひとりの悩みに個別に対応するため、相談窓口も開設しています。

今お話したのは、法人向けのサービスですが、個人向けにも育休復帰のための講座や、ベビーマッサージ教室も行なっています。

 

ーどんな経緯で、今の活動を始めようと思ったんですか?

私は2018年に第一子を出産して、1年半の産休・育休を取得しました。

当時は東証一部上場の広告会社で管理職をしていましたが、復帰してすぐは、育児と仕事の両立にかなり悩んで悶々としていました。

そんなとき、仕事で子育て応援イベントを担当することになり、オンラインで子育てママが100人くらい集まる機会があったんです。

イベント当日、zoom画面に子育て中のママたちの笑顔がズラッと並んだ瞬間、なんか感動して涙が出てきてしまって…。同時に「私、こんなに笑えてるのかな?」と、自分とのギャップも感じてしまったんです。

改めて考えてみたら「復帰してから全然笑えてない」ということに気づきました。

出産前は仕事がとにかく充実していたし、育休中の子育ても楽しかったのに、両立しようとした途端、なんでこんなに毎日辛いんだろう、と…。

「もしかしたら私みたいな人がいっぱいいるかもしれない」と思ったのがきっかけで、そんな人たちを笑顔にできる人になりたいと思い、まずはベビーマッサージを、その後に育休後アドバイザーについて学びました。

育休から職場復帰するための「準備」とは?

ー「職場復帰の準備」というと、園探しや、必要書類の提出…という事務的なイメージがありますが、講座ではどんなことを「準備」と言っているんでしょうか。

もちろん、園探しや書類提出は必須ですが、それ以外にも準備しておくといいこと、知っておくといいことがたくさんあります。

旅行前に旅先について調べたり、念入りに準備をするのと同じように、育休明けも事前の情報収集と準備が重要で、それによって仕事と育児の充実度が変わってきます。

もちろん会社が教えてくれる制度もありますが、やはり自分自身で能動的に知っておくことも大切です。

情報収集以外にも「仕事と育児を両立する自分」をイメージしておくことや、家族ときちんと話し合うことなど、それらが少しでもできているだけで、復帰後のつまづきを軽減できるかもしれません。

実際に、私が勤めていた会社でも、復帰した社員に向けた研修があったので参加したんですが、ほとんどが「復帰前に教えてほしかった」と思うことばかりでした。

なので私は育休中だからこそ知っておくべきことを、ぜひ育休中に伝えていける存在になりたいと思っています。

 

ー講座では、具体的にはどのようなことを教えてもらえるんでしょう?

私が開講している「育休後職場復帰講座」では、「職場編」と「家庭編」に分けて、事前に知っておきたい情報と、準備しておきたいことをお伝えしています。

「職場編」では、復帰後に活用できる両立支援制度や、キャリアプランの形成の大切さ、時短制度を使う前に考えて欲しいことや、いろんな場面で協力してもらうことになる同僚との関係をどう考えていけばいいか?についてお話しします。

職場復帰面談の本当の目的や、復帰後の配属先のミスマッチを起こさないために、自分から開示すべきことは何か?といったことについてもお話ししています。

職場で利用できる制度の詳しい情報はもちろん、仕事と育児を両立するために必要な知識や事前準備について、ひとつずつお伝えしています。

「家庭編」では、夫婦で育児・家事分担をする前にしておきたいこと、想定されるスケジュールや、分担で重要なポイント、保育園の呼び出し対応や病気のときの対応の方法など、夫婦間で先に話し合っておくべきことを洗い出して説明します。

どちらも、育休を取得したママだけでなく、ぜひパパにも聞いて欲しい内容です。

 

***

 

職場復帰する前に準備しておくといいことや心構えについて、次回のvol.2は職場編としてキャリアプランについてお聞きしていきます。

続くvol.3は家庭編として、夫婦での話し合いのポイントについて、教えていただきます。お楽しみに。

 

ライター 後藤麻衣子

SHARE

  • Facebook
  • X

Profile

Creasmile 代表(育休後アドバイザー / ベビーマッサージ講師)

小里 結未

広告会社で行政機関や法人企業などのマーケティングに携わる。地域雑誌の編集長を経て、社内売上トップクラスのエリアマネージャーに抜擢。その後1年半の産休・育休を取得して復帰。育休復帰前の自身の知識不足や企業のサポート体制の不十分さに葛藤したことをきっかけに、育休を取得したママ・パパに必要な知識や準備などのノウハウ、子どもとの深い関わり方などを学ぶ。企業向け・個人向けの育休復帰支援を行う「Creasmile」を立ち上げ、活動を展開する。一児の母。

yamatoya magazine

わたしたちは、子ども家具メーカー「yamatoya」です。

家具メーカーとして
親子の成長を応援したい。

子ども家具をつくってきた歴史は、
子育て情報蓄積の歴史でもあります。
リアルな体験や役立つお話を
全国の子育て世代のみなさんと
共有したいと思っています。

商品についての詳しい話を見たい
商品が見られるお店を知りたい

yamatoyaコーポレートサイト

商品を購入したい
ショップのお得な情報を知りたい

yamatoya オンラインショップ