朝の登園前は慌ただしく、「ほら、早く!」とバタバタしてしまいがち。帰宅後も、床に転がるバッグや上着を拾い集めながら、ついつい怒ってしまったり……。
今回は、5才の娘を育てる元教員ママで、yamatoyaアンバサダーのまーやさんに、お支度や片付けについてお聞きしました。
まーやさん曰く、子どもがなかなか準備や片付けに動けない原因は、やる気などではなく、ほんの少しの「環境」の違いにあるのかもしれません。
2026.02.04
元教員が実感した、子どもが「自分でお支度」を始める、玄関の小さな工夫
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まーやさん
《教えてくれた人》
私は12年間、小学校教員として多くの子どもたちと向き合ってきました。現在は5才の娘を育てながら、子どもの自立や知育について発信しています。
突然ですが、毎朝のこんな光景に疲れている人はいませんか?
「ほら、早く準備して!」
「帽子はどこにやったの?」
そして帰宅後は、ソファに脱ぎ捨てられた上着や、床に転がる通園バッグを拾い集める……。
「何度言ったらわかるの!」とつい怒ってしまい、夜、寝顔を見て「言いすぎちゃったな」と反省する。
そんな毎日を過ごしているママやパパ、実はとても多いんです。かつての私もそうでした。
でも、もし「あること」を変えるだけで、子どもが自分から楽しんでお支度やお片付けをしてくれるようになったら、どうでしょうか。
今日は、我が子に劇的な変化があった「環境作り」についてお話しします。
「私だけの場所」が、娘を変えた
娘が園に通うようになり、私は「娘がワクワクしながら登園準備や、帰宅時のお片付けができる環境が作れないかな」と考えていました。
そんな時、yamatoyaさんの「ノスタ3 キッズハンガーラック」を玄関スペースに置いてみることにしました。
丸みのある優しいデザインのラックを見つけると、娘は「これ、わたしの?」といわんばかりに、目を輝かせました。
「そうだよ、ここが幼稚園の制服やコートのおうちだよ」と伝えると、娘は早速、自分のお気に入りの上着をかけ始めたのです。
驚いたのは、その使いやすさ。
大人の家具は子どもには高すぎたり重すぎたりしますが、このラックは子どもの身長にぴったり。娘は背伸びをすることなく、自分の手でサッと服をかけ、下の棚に通園バッグを置くことができました。
「ママ、見て! お店屋さんみたいでしょ?」
得意げに振り返った娘の顔は、ニコニコ笑顔に満ち溢れていました。

翌朝からはもっと驚きです。
「さあ、幼稚園に行こうか」と声をかけると、娘が待ってましたと言わんばかりに自分でラックから上着や手袋を選び、身につけるのが格段に早くなったのです。
「自分で選びたい」「自分でやりたい」という意欲が、環境一つでこんなにも引き出されるなんて、元教員の私でも目からウロコでした。

学校や園でできる子が、家でできないのはなぜ?
「でも、そういうのって最初だけでしょ?」
「結局、すぐに飽きちゃうんじゃない?」
そう思うママやパパもいるかもしれません。
ここで少し、教員時代の話をさせてください。
学校では、多くの子どもたちが自分のロッカーにランドセルを入れて、そのほかの持ち物や着替えも、個々できちんと管理できます。
でも、個人面談では「家では全く片付けなくて……」という相談をよく受けました。
学校でできる子が、家でできない。
この違いはなんだと思いますか?
それは「能力」の差ばかりではなく、「環境」の差もあると思います。
学校の教室は、子どもの使いやすい高さ、わかりやすい動線で設計されています。
一方、家の中はどうでしょう?クローゼットのハンガーパイプは大人の高さ、引き出しは重たい……。
これでは、子どもが「やりたくてもできない」状態なのです。
「モノの住所(定位置)」を、子どもが一番使いやすい高さに作ってあげる。それが、子ども専用のハンガーラックの最大の魅力です。

上着、帽子、バッグ。
全てを1箇所にまとめられるから、子どもは迷いません。
「帰ってきたらここに置く」というルーティンが自然と身につき、結果としてリビングが散らからなくなるのです。
叱るよりも効果的。「環境」が子どもを育てる!
私がこの経験を通して伝えたいことは「子どもが片付けないのは、やる気がないからではなく、環境が整っていないからかもしれない」ということです。
私たち親の役割は、子どもをコントロールして動かすことではなく、子どもが「自分の力で乗り越えていける環境」を用意してあげること。
こうしたハンガーラックをはじめとした、子ども専用の家具は、単なる収納道具ではありません。
「ここは自分だけの場所」という所有感が、子どもの自尊心を育てます。「自分で手が届く」という体験が、「自分ひとりでできた!」という自己肯定感につながります。
親がガミガミと言わなくても、環境さえ整えば、子どもは自然と本来持っている「成長しようとする力」を発揮し始めるのです。
とはいえ、ラックを置いたからといって、明日からいきなり全てが完璧になるわけではありません。子育てに特効薬はないものです。
でも、まずは明日、帰宅したお子さんにこう声をかけてみませんか?
「上着、自分でかけられたね!かっこいい!」
お片付けができた結果だけでなく、「やろうとした気持ち」や「自分でできた瞬間」を認めてあげる。
その繰り返しが、子どもの本当の自立につながっていきます。
子どもが自分で支度をしてくれるようになれば、ママやパパの朝の時間にコーヒーを一杯飲む余裕が生まれるかもしれません。
親の笑顔は、子どもにとっても一番の栄養です。
ぜひ、お子さんの「自分でやりたい!」を応援する環境づくり、始めてみませんか?
***
「やりなさい!」と叱るのではなく、子どもが「やりたくなる」仕掛けを作る。元教員のまーやさんならではの視点は、忙しい毎日を送るママやパパたちの強い味方になってくれそうですね。小さなハンガーラックが、親子の笑顔を増やす大きな一歩になる。そんな素敵な変化を、ぜひ体感してみてください。
まーやさん、大切なお話をありがとうございました。
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わたしたちは、子ども家具メーカー「yamatoya」です。
家具メーカーとして
親子の成長を応援したい。
子ども家具をつくってきた歴史は、
子育て情報蓄積の歴史でもあります。
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全国の子育て世代のみなさんと
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