ベビーチェア選び、「種類がたくさんあって、何を基準に選べばいいかわからない…」と迷ってしまうことはありませんか?
そんなとき、ひとつの目印になるのが、緑のSとかかれたシール「SGマーク」です。
このSGマーク、「安全基準のマーク」ということはなんとなく知っていても、具体的にどんな検査をパスしているのか、意外と知らないことも多いはず。
私たち大和屋のベビーチェアは、このSG基準をクリアした製品をたくさんお届けしています。
今回は、知っているようで知らない「SGマーク」のヒミツと、赤ちゃんが安全に、そして楽しくお食事するために施された工夫についてお話しします。
そもそもSGマークって?
SGマークの「SG」は「Safe Goods (安全な製品)」を意味しています。
SGマークは、一般財団法人製品安全協会が定めた安全基準に適合した製品に表示されるマークで、製品がSG基準に適合していると認証したことを示しており、いわば「安全と信頼の目印」です。
SGマーク制度は、安全基準・製品認証・事故賠償が一体となった日本独自の制度。SGマークを表示できる製品は、ベビーカーや乳幼児用ベッド、乳幼児用ハイチェアをはじめ、自転車や圧力なべなど、一般消費者が日常生活で使用するもののうちSG基準が制定されているもので、その品目(種類)は100を超えています。
適切な品質管理ができることが確認された工場においてSG基準に適合した製品が作られていること、あるいは、品質が均一と考えられるロットからの抜き取り検査によりSG基準適合性が確認された場合にのみ、SGマークが貼付できます。いずれも、試験検査は信頼できる検査協会が行う「第三者認証」です。自己認証や、試験サンプルだけの試験・検査ではないため、信頼性が高いのです。
参考:一般財団法人製品安全協会
SGマークが付いていると何がいいの?
それでは具体的に、「乳幼児用ハイチェア」(一般的にベビーハイチェアといわれているもの)のSG基準には、どんな安全基準があって、どんな配慮がされているのか、ご紹介します。
①塗装の安全性

乳幼児用ハイチェアは、赤ちゃんが離乳食をはじめ、食事をするときに主に使うもの。そのため、ハイチェアを舐めたりしたときに、赤ちゃんにとって安全か、塗装の検査が行われます。これはおもちゃなどと同様で、「食品衛生法・食品、添加物等の規格基準」やおもちゃの原材料の規格及び製造基準などが適用されます。
塗料が溶けだしたり、指定された危険物質が入っていないかを確認し、合格したものだけが許可されます。
赤ちゃんは不意にテーブルを舐めたり、テーブルにこぼれたものを掴んで食べたりするので、こうした検査がされていると安心ですね。
②構造の安全性

ハイチェアそのものの構造も、サイズや基準が細かく定められています。
座板・足置き板・背板・手すり・ガードなどの高さや、ベルトの幅、すき間、角の形状まで、なんとミリ単位で基準が決められています。
座った時に赤ちゃんを安全に保持できるか、指を挟んだりする場所はないか、角は鋭利な形状になっていないか、ひとつひとつ確認します。
例えば、赤ちゃんの手の届く範囲のボルト穴ひとつにもサイズが決められていて、「指が入らないサイズ」もしくは「指が入ってもぬけるサイズ」のどちらかの設計になるように指定されています。

赤ちゃんはどんな行動をするか読めません。万が一、指を入れようとしてもケガをしないよう、そんな細かいところまで配慮されているんです。
③転倒検査
写真はイメージです。社内自主検査の様子転倒検査では、ハイチェアに子どもに見立てた規定の重りを乗せた状態で、本体を傾けた時に倒れないかを確認します。例えば、乳幼児用ハイチェアのⅡ形(※)に沿った基準だと、後方20度、前方15度、側方15度傾けても倒れない、という基準です。
これによりハイチェア使用時に、万が一、テーブルなどを蹴ってハイチェアを傾けたり、外から傾ける荷重などがかかっても、倒れにくい重心設計になっています。
まっすぐ前を向いて正しく座っているときだけでなく、ハイチェアを傾けたり、体を乗り出したり想定しなかった動きをしたときにも、倒れにくい構造であることがチェックされるのです。
※乳幼児用ハイチェアのSG基準では、使用年齢や構造により基準が分かれています。
④強度検査
ハイチェアを使う上で繰り返し荷重がかかる座板は、耐衝撃荷重の検査として10㎏の重りを高さ15㎝から250回落としても破損がないか検査が実施されます。
そのほか、足置き板の静止強度検査や、手すりの上方持ち上げ試験、ベルトの強度や緩み試験など数々の検査が行われ、強度が確認されます。
この他にも木部の含水率や、金具の処理等、さまざまな検査を合格して初めて、認証の印「SGマーク」を貼ることができるのです。
SGマーク付きの大和屋ベビーチェアをご紹介
大和屋ではSGマーク付きの乳幼児用ハイチェアを3種類、製造・販売しています。
①マテルナ テーブル&ガード

2015年12月、SG基準が改訂され、国内で初めて「高さ調節機能付き」の乳幼児用ハイチェアが認可されました。その認可第1号となったハイチェアです。
成長に合わせて高さが調節でき、80㎏までの大人も座れる仕様。セーフティチェアベルトも付属でついています。
曲線的な洗練されたフォルムに、大人のインテリアに合うシックなカラーバリエーション。ヨーロッパのビーチ材を使用した、「ベビーチェア」というより「一脚の椅子」としての家具の質感を感じられるハイチェアです。
②アッフル ソルベ チェア

シャーベットのような淡いカラフルな色合いのハイチェア。座板にはお尻がずれないようサポートしてくれる凹み加工があり、大きな足置き板で足裏全体をつけて正しい姿勢で座れる仕様です。テーブルはカンタンロックで簡単に固定・解除ができ、後ろに回すことができます。
成長に合わせて高さ調節でき、100kgまでの大人も座ることができます。セーフティチェアベルト付きで可愛らしさと安全性を兼ね備えています。
2026年春には新色2色が加わり、全8色となりました。
③たたも 折りたたみベビーハイチェア

ベーシックな使いやすさが魅力の、折りたたみ式ハイチェア。使わない時にコンパクトに収納できるので場所をとりません。折りたたまれた状態で梱包されているので、足置き板を取り付けるだけですぐに使えます。
腰が座った7か月頃~5才頃まで使用可能。足置き板も3段階に高さ調節できるので、成長に合わせて使えます。
大和屋独自の、SG基準以上の検査も!
大和屋では、SG基準の項目にない検査も実施しています。
例えば、テーブル付きのハイチェアであれば、テーブルの耐荷重検査を行っています。また、ベビーチェアをキッズチェアに組み替えて、子どもの上り下りを想定した検査などもあります。さらに構造上の検査だけでなく、ハイチェア本体を組み立てた状態で一定の空間に設置して測定を行うホルムアルデヒドの検査なども実施しています。
より安全に、安心してお使いいただくために、こうした自社独自の検査も強化しています。
一般流通しているすべての乳幼児用ハイチェアにSGマークがついているわけではありません。海外基準のものであったり、どのような検査がされているか公表されていないハイチェアなどもあります。
だからこそ、このSGマークは安全基準に沿って検査され、合格している商品としての「安心の証」。
大和屋では、SGマークの付いていないチェアも製造・販売していますが、そうしたチェアであっても、検査はSG基準の検査を行う公的機関で同様に実施し、安全性の確認を行っています。
そのうえで、より安心してお使いいただけるよう、第三者の公的機関で安全性が確認された証として、SGマーク付きのハイチェアをご用意しています。
乳幼児用ハイチェアを選ぶ際に、ぜひこの「SGマーク」もチェックしてみてくださいね。