2026.05.20

スマホでもできる!赤ちゃんの寝顔や日常を、最高に可愛く残す撮影のコツ

「毎日たくさん撮っているけれど、いつも同じような写真になってしまう」
「動く赤ちゃんをスマホで可愛く撮るのが難しい……」
そんなお悩みはありませんか?

今回は、愛知県名古屋市近郊にあるフォトスタジオ「ハレこの日スタジオ(Harekonohistudio)」の本部長で、フォトグラファーとしても活躍する本多さんにお話を伺いました。

特別な機材がなくても、光の読み方やちょっとした角度、スマホの機能を正しく知るだけで、いつもの写真がプロ級に。
今しか撮れない「日常」を一生の宝物にするためのヒントをお届けします。

本多 理恵

本多 理恵さん

《教えてくれた人》

フォトグラファー
「ハレこの日スタジオ(株式会社尾東)」本部長・ディレクター。成人式や卒業式などの振袖写真館の事業立ち上げに携わった後、数年前より「ハレこの日スタジオ」を始動。フォトグラファーとして長年、子どもから大人まで幅広い世代の「ハレの日」を撮影してきた経験を持つ。  

赤ちゃんのスマホ撮影の基本は「目にピント」!

ー赤ちゃんを撮る時、まず気をつけたい基本的なところから教えていただけますか。

まずは、スマホのカメラを向けたら、画面に映る赤ちゃんの「目(黒目)」をポンとタップする習慣をつけてみてください。

最新のスマホは自動でピントを合わせてくれて、手ブレもある程度抑えてくれるので、カメラを向けるだけでブレのない写真が撮れますが、あえて「ここに合わせたい」とピントの位置を指定することで、写真の主役がはっきりし、表情がぐっと引き立ちます。

特に赤ちゃんの顔に寄って撮影するときは、黒目のキラキラとしたところに合わせるのがおすすめです。

スマホによっては、ピントを合わせた際、上下のスライダーが表示されるので、それで明るさが調整できます。上に動かして「少し明るめ」に調整すると、赤ちゃんの肌がより綺麗に写りますよ。

もう一つ、スマホの設定で大切なポイントは「ズームを使わないこと」です。
スマホのデジタルズームを使うと画質が粗くなってしまいます。

基本の設定である「1x(1倍)」のまま、自分自身が赤ちゃんに近づいて撮るのが、一番写真をきれいに残せる基本のコツです。

 

寝顔の撮影のコツは「角度」と「パーツ撮影」

ー寝ている姿を撮ると、いつも同じ感じになってしまいます。バリエーションを増やすには?

寝ている赤ちゃんは、動きが少ないので、撮影の絶好のチャンス!
まず気をつけたいのは、撮影の角度です。
寝ている赤ちゃんを足元側から撮ると、どうしても鼻の穴が大きく写ってしまいがち。
おすすめは、頭側や斜め上あたりから、覗き込むような角度です。この角度から撮ることで、赤ちゃんらしい、愛おしい表情をより自然に、可愛らしく収めることができます。

まずは「鼻の穴が強調されない角度はどこだろう」と、いろいろ探りながら試してみてください。

ー寝ている時だからこそ、撮っておくべきシーンなどはありますか?

起きている時は元気に動いていてなかなか撮れない、「パーツの近接ショット」ですね。

ちっちゃな手、ぷっくりとした足にぐっと寄って、アップで撮影してみましょう。
お昼寝なら、窓越しに逆光気味で撮ると、輪郭がキラキラとしていい写真になることがあります。

そのほか、耳やほっぺの質感など、ディテールを記録するには寝ている時が絶好のチャンスです!
これらのパーツショットが、カメラロールの合間に挟まれると、単なる写真の羅列ではなく、物語のような素敵な流れを作ることができますよ。

 

レースカーテンが作る、やわらかな光

ー家の中で撮ると、どうしても色がくすんだり暗くなったりしてしまいます。

そんな時は、窓の「レースカーテン」を活用してみてください。
晴天時の直射日光は赤ちゃんには強すぎますが、レースカーテン越しなら光が柔らかく拡散されて、ふんわりとした雰囲気になります。

よく「逆光はダメ」と思われがちですが、実は、逆光こそ撮影のチャンス!
レースカーテン越しの柔らかな逆光で撮ると、赤ちゃんの柔らかな髪の毛がキラッと光って、ドラマチックな一枚が撮れることがあります。

ポイントは、昼間、外が明るい時間帯に、お部屋の電気(蛍光灯など)をすべて消して、自然光だけで撮ること。
家の中の蛍光灯と間接照明と、外からの光と…と、異なる色の光が混ざると肌の色が綺麗に出ず、くすんだ印象になってしまいます。
窓からの光がしっかり明るければ、ほかをすべて消して、単一の光で撮るのがベストです。

 

あえての余白。部屋が散らかっていてもOK!

ー構図について、工夫できることはありますか。

つい赤ちゃんのお顔を写真の真ん中に持ってきたくなりますが、そうすると、カメラロールに同じような写真ばかり続いてしまいます。
そんなときは、赤ちゃんをあえて左右にずらして、「余白」を作ってみてください。

例えば、この写真も左のように寄って撮ることもできますが、右のようにその周辺も入れて撮ると、空間的な広がりが生まれます。

 

食事中、ベビーチェアに座っている写真も、どちらか片側に余白を作ることで、その場の空気感や物語性が生まれやすくなります。
縦構図、横構図、余白の有無などで数パターン撮影しておくと、あとから編集する際にもいろいろできるのでおすすめです。

空間の余白をうまく使って

 

ーこんなにきれいな家ではないので、余白がうまく作れるか心配です。

部屋は、散らかっていても気にしなくていいんです。
あえてぐちゃぐちゃな部屋全体を広く撮ることで、「あの頃は大変だったけど楽しかったね」という当時のリアルな空気感が伝わる、ドキュメンタリーのような素敵な写真になると思っています。

 

ー確かに、誰かに見せてもいい写真と、あとから自分たちで見返すための写真は、それぞれあってもいいですよね。

そう。
「パパと赤ちゃん」をママが撮る、「ママと赤ちゃん」をパパが撮る、というシーンもあると思いますが、たとえば「パパと赤ちゃん」だったら、顔にクローズアップした写真を撮ったあとに、少し引いてみて、散らかった部屋の全体も入れながら撮ってみるのもいいと思います。
部屋がぐちゃぐちゃでも、きっとそれもいい思い出になると思いますし、それこそご自宅でしか撮れない写真だと思います。

 

「10秒」待って出会える、決定的瞬間

ーかわいいあくびの瞬間や、可愛い動きなど、いつも撮り逃してしまいます。

赤ちゃんはどんどん動きが変わります。
決定的瞬間を撮るのは、とても難しいですよね。

ひとつコツがあるとすれば、構えたらすぐにシャッターを押すのではなく、そのまま少し「待って」みてください。
あくびをしそうだな、足をバタバタさせそうだな、と観察しながらその瞬間を待つと、躍動感のある一枚が撮れることがあります。

また、おむつ替えのシーンや、泣いているところ、離乳食で口の周りがベタベタになった姿、なども、その時期しか撮れない貴重な記録です。

綺麗に撮ること、かわいい瞬間ももちろん残したいですが、それだけでなく、いろんな表情を撮ってみてほしいです。

 

たとえば食事中の写真だったら、あえて連写機能を使って、一口食べて「もぐもぐ」するまでのストーリーを残すのもおすすめ。
あとから見返すと、とても面白いと思いますよ。

 

スタジオ撮影で残す、家族の特別な一枚

ー最後に、「ハレこの日スタジオ」について教えていただけますか。

赤ちゃんであればニューボーンフォトやハーフバースデー、1歳のお誕生日など、ご家族の大切な節目に寄り添った撮影を行っているスタジオです。
いろいろな写真が撮影できる背景のバリエーションや、トレンドも意識した特別な衣装などにも力を入れています。

特別な記念写真はもちろん、それだけでなく「ありのままの姿を残す」ことを大切にしています。
撮影のご予約数に限りを設け、ゆったりとお時間を確保していますので、リラックスしてのびのびと、普段のいい表情を残したいと考えています。

 

ー家庭での写真と、スタジオでの写真、どのように使い分けるのが良いでしょうか。

おうちでは、ぬいぐるみと一緒に撮って毎月の成長を比較する「マンスリーフォト」や、何気ない日常の瞬間を大切に。
そしてスタジオは、やはり「ハレの日」の特別な場所としてうまく活用していただきたいです。

私たちのスタジオでは、プロならではの照明や背景、そして厳選した可愛い衣装をご用意しています。そういう場所ならではの特別な一面を、ぜひ成長記録として写真に収めてほしいなと思っています。

 

ー特に人気のプランなどはありますか。

1才のお祝いで、ケーキを豪快に食べるところを撮影する「スマッシュケーキ」と、その後の「ミルクバス(お風呂)」のセットプランです。
家だと汚れや片付けが気になってなかなか難しい撮影も、スタジオなら安全で清潔な環境で、思い切り可愛らしい瞬間を残していただけます。

手づかみでケーキを食べてクリームでいっぱいになったお顔も、お風呂に入って泣いちゃう顔も、プロが最高の瞬間として切り取ります。

きっとご家族にとって、特別な体験になると思います。

 

***

 

「完璧な一枚」を撮ろうと気負う必要はありません。
ピントを合わせる習慣や、決定的瞬間を待つ10秒、そして今の生活感を包み隠さず愛おしむ気持ち。
あなたにしか撮れない、最高の瞬間をぜひ、たくさんカメラに収めてくださいね。

本多さん、素敵なお話を聞かせていただきありがとうございました。

 

●取材協力・画像提供:ハレこの日スタジオ(株式会社尾東)
愛知県尾張旭市に店舗を構える、おしゃれなフォトスタジオ。マタニティフォトからニューボーンフォト、お宮参り、七五三・ファミリーフォト、入園入学など、赤ちゃんから大人まで、家族の大切な節目の撮影プランを豊富に用意。おしゃれなスタジオ、トレンドを意識したかわいい衣装はもちろん、子どもに寄り添った温かな雰囲気での撮影が人気を集めている。

尾張旭店 愛知県尾張旭市南本地ヶ原町2-127
https://harekonohi-studio.jp/
Instagram:@hare_konohi_studio

 

ライター 後藤麻衣子

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