子どもの離乳食や幼児食づくり、「せっかく作ったのに食べてくれない」「毎日の準備が大変」と悩むママやパパはとても多いです。
今回は、SNSで大人気のレシピ「おとごはん」を発信し、著書も話題の離乳食アドバイザー・おとママさんにインタビュー。
子どもが食事を好きになる考え方のヒントから、忙しい毎日を救う炊飯器を使った時短テクニックまで、いろいろお話を伺いました。
2026.09.09
「食べてくれない」が「おかわり!」に変わる!? 離乳食アドバイザー・おとママさんの時短&おいしいテクニック
おとママさん
《教えてくれた人》
「食べる=楽しい!」という経験を大切に
ー離乳食と幼児食について、おとママさんが大切にしていることや、考え方についてお聞かせください。
離乳食は、赤ちゃんが成長していく過程で、母乳またはミルクだけで補いきれない栄養を、食べものから摂取できるようになるためのステップです。
対して1才半ごろからの幼児食は、必要な栄養やエネルギー量が増えるため、授乳よりも「食事」の役割が大きくなります。
食べるものも、大人と同じようなものが食べられるようになり、味覚や噛む力も発達していきます。
乳幼児期は、いろいろな味に触れて、食べる楽しさを積み重ねていく時期。「食べること=楽しい!」という経験を積み重ねることで、「食べる力」を育みます。
食べている食材や量も気になると思いますが、大切なのは「食事の楽しさ」を一緒に感じること。
「楽しい!」「おいしい!」という気持ちを育てていくという意識も、この乳幼児期の食事で大切にしたいことの一つです。
成長に合わせた手軽な取り分け術
ー気に入った食材は、繰り返しあげてもいいのでしょうか。
特に離乳食の初期は、「食べることに慣れる」ことが大切です。
好きな食材は積極的に繰り返したり、ほかの食材と組み合わせて新しい食べ方をしてみたりと、まずは「食べる楽しさ」を大切にすることから始めてみましょう。
ただ、複数の食材を試すのもとても大切。赤ちゃんの好みに合わせすぎず、工夫を凝らしながら、いろんな食材にぜひチャレンジしてみてくださいね。
離乳完了期(1才〜1才半)や、幼児食(1才半〜)は、大人の料理との作り分けができるようになっていきます。
たとえば煮込み料理の途中まで一緒につくって、最後の味付けを変えたり、子ども用に切り方を子ども用に変えたりするだけなので、家族の食事をつくるついでに作れるようになります。

ー食べるのを嫌がってあまり食べないときは、どうしたらいいですか。
離乳食が進むペースや食べる量は、赤ちゃんによって違います。
本などで紹介されている量はあくまで目安なので、本の通りに進んでいなくても焦る必要はありません。
身長や体重を計測したときに成長曲線のグラフに入っていれば適量だと思って大丈夫です。
食べることにあまり乗り気ではない、嫌がって食べてくれない、という場合は、その理由はいくつか考えられます。
そもそも「気分が乗っていない」ときは、少し時間をズラしてみるのもよいでしょう。
また、「食べ物そのものが苦手だと感じている」ことも考えられます。小さく切ったり、柔らかく茹でたり、とろみをつけてみたりと、見た目が変わることで食べてくれることもあるかもしれません。
あとは、「実は食べたいのに、うまく食べられなくてイライラしている」ということも考えられます。そうしたときは、イスの座り心地や角度がちゃんと合っているか、スプーンの形状や大きさが合っているか、など環境も確認してみてください。
炊飯器でまとめて調理!ほったらかしで離乳食ストック
ーママやパパの負担を軽減する「時短」の離乳食なども著書やSNSで発信されていますが、おすすめの方法について教えてください。
離乳中期から後期、生後7〜11ヶ月ごろの野菜などの下ごしらえは、炊飯器調理がおすすめです。
食材をひとつずつ茹でるのは手間がかかりますが、おかゆや野菜を小分けにしながらまとめて炊飯器に入れて調理することで、一度に複数の食材の調理ができ、それを専用の小分けのトレイなどで冷凍しておけば、日々の離乳食は「解凍して温めるだけ」で完成します。

炊飯器での調理のいいところは、完成までほったらかしでいいところ。
待っている時間を有効に使い、そのほかの料理を仕上げたり、下ごしらえをしたりして、調理時間を有効活用できます。
炊飯器で野菜などを調理する際に気をつけたいのが、調理中に葉野菜などが浮き上がってくるなどして、蒸気口を塞いでしまうこと。
そこで活躍するのが、不織布でできたお茶パックです。お茶パックは茶葉が出ないよう、パックの口を閉じることができるため、食材を入れて軽く蓋をするのにぴったりです。

切った野菜などを食材ごとにお茶パックに入れたら、くるんと蓋をして炊飯器に並べ入れ、入れた食材に相当する水を注いでスタートボタンを押すだけ。
このとき、下から順に積み上げるのではなく、パックを縦長に整形して、縦に詰めるように並べてください。

こうしたレシピは、私の著書『夢中でたべちゃう!おとママさんのおいしいフリージング離乳食・幼児食』に掲載しています。
離乳食の初期〜後期の毎食の献立を細かく紹介しています。
基本はフリージングなので、解凍すればすぐに食べられますし、どんな食材を、どれくらいの分量でまとめて仕込めばいいか、などについても載っているので、真似するだけで一週間分の献立が完成します。
ぜひ一度、お手に取ってみてください。
“食べてくれない”悩みが、“おかわり!”に変わる喜び
ー離乳食づくりに奮闘するママやパパへのメッセージをお願いします。
娘が生まれてはじめての子育て、はじめての離乳食づくりで、「何を作ったらいいんだろう…」と私もとても悩みました。
そんなときに思いついたのが、炊飯器を活用した離乳食づくり。
やってみると、忙しい日でも手軽に作ることができて、本当に助かりました。
フリージングでストックしておけば、疲れた日もレンジでチンするだけ。
フォロワーさんからも「おとごはんのレシピ、うちの子も爆食いでした!」「完食してびっくり!」という声をいただきました。
“食べてくれない”悩みが、“おかわり!”に変わる瞬間って、本当に嬉しいなと思い、発信を続けています。
娘は毎日の食事で、離乳食からyamatoyaさんのベビーチェアを愛用しています。木のぬくもりが感じられる優しいデザインで、私もとてもお気に入りです。
離乳食期や幼児食期は、振り返ると本当にあっという間。だからこそ、毎日の食事の時間を親子で楽しみながら、たくさんの思い出を作っていただけたら嬉しいです。

***
離乳食や幼児食の時期は、子育ての中でも本当に限られた時間です。炊飯器調理やフリージングなどの便利な知恵を上手に取り入れながら、親子で笑顔を交わし合える素敵な食卓の時間を増やしていきたいですね。
おとママさん、素敵なお話をお聞かせいただき、ありがとうございました。
《おしらせ》
『夢中でたべちゃう!おとママさんのおいしいフリージング離乳食・幼児食』
おとママ/著・植草真奈美/監修(西東社)
SNS総フォロワー数8万人!
いろどり鮮やかでかんたん、おいしい離乳食・幼児食のレシピを紹介する「おとごはん」が大人気のおとママさんの待望のレシピ本です。Instagramなどで人気のメニューを中心に、マネするだけで悩まずに作れる、1週間分のフリージングレシピを紹介。「子どもがパクパク食べました!」と反響のあったものをたくさん掲載しています。
https://www.seitosha.co.jp/book/9784791633678/

ライター 後藤麻衣子
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わたしたちは、子ども家具メーカー「yamatoya」です。
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子育て情報蓄積の歴史でもあります。
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