2026.10.07

セルフねんね体験談【前編】3児のママに聞く!親も子もラクになる「セルフねんね」の始め方とルーティン

寝かしつけに何時間もかかり、自分も一緒に寝落ちしてしまって家事が終わらない……。
そんな毎日の「寝かしつけ」に悩むママやパパは多いのではないでしょうか。
今回は、4才、2才、0才の3人のお子さん全員が「セルフねんね(1人で寝付くこと)」を実践しているという、もこさんにインタビュー。
「どうやって一人で寝るの?」「泣いたらどうするの?」といった疑問から、毎日の具体的なナイトルーティンまで、セルフねんねを成功させる秘訣をたっぷり伺いました。

もこ

もこさん

《教えてくれた人》

小学校教諭。4才の長女、2才の長男、0才の次女の、3児の母。長女の生後8ヶ月からセルフねんねを取り入れ、下の子2人は新生児期から実践している。子どもを伸ばす生活習慣や声かけ、元アスリートの夫を支えた経験を活かした時短幼児食などの発信がInstagramで人気を集めている。 instagram:@hanamaru_mamma 

親の心と時間に余裕を生む「セルフねんね」

ーもこさんが、セルフねんねを始めようと思ったきっかけは?

我が家には3人の子がいますが、長女は生後8ヶ月頃にセルフねんねをスタートし、下二人は生まれたときから実践しています。
きっかけは、長女を出産した産休中に「いずれ復職したら、どんな生活になるんだろう」と考えたこと。
職場の先輩から、「寝かしつけで一緒に寝落ちしてしまい、朝3時ごろに起きて洗濯や家事、仕事をすることになったりすることも……」という話を聞いて、怯えてしまって(笑)。

子どもが一人で寝てくれれば、寝落ちすることはないですし、夜に時間ができれば家事も進められて、ストレスも減るのではないかと思いました。
そこで、海外の子育て本などを読んで「実践してみよう!」と始めたのが、長女が8ヶ月の頃です。

 

ーそれまでは、夜はいわゆる一般的な「寝かしつけ」スタイルだったんですか。

はい。
セルフねんねを始めるまでは、長女も親が横にいないと眠れない、いわゆる一般的な寝かしつけスタイルでしたので、そこから一人で眠れるようになるまでに少し時間がかかりました。
でも下の子2人は最初からセルフねんねスタイルだったので、最初からそれが当たり前、といった感じで。
ですので、下2人は抱っこでゆらゆらと寝かしつけたり、隣でトントンして寝かしつけたことはありません。

今は我が家はみんな早寝で、19時にはきょうだい揃って就寝します。
16時に保育園から帰り、そのままお風呂に直行。リビングで遊び出してお風呂や食事を渋る前にお風呂を済ませて、全身ピカピカになってからご飯を食べます。

18時半頃に歯磨きをして、19時までにはベッドへ行く、という流れです。
部屋の照明も18時頃からだんだん薄暗くして、夜モードにしていきます。
季節を問わず、寝る時にはしっかり暗くしたいので、寝室は遮光カーテンで光が入らないようにするなど、環境づくりも工夫しています。

 

セルフねんねで一番大切なのは「待つ」こと

ー具体的に、最初の「セルフねんね」は、どのように進めたのですか?

まずは「ここはねんねの場所」という場所をしっかり決めることが大事なので、我が家は娘の就寝用の部屋に、ベビーベッドを置きました。
それで、ねんねまでのルーティンを改めて決めて実行しました。
それまでも、「寝る前に歯磨きをして、最後に(フッ素ケアの)歯磨き後の仕上げ用スプレーをシュッとお口にしたら寝るよ」という流れができていたので、いつもと同じように歯磨きとスプレーをして、その後はベビーベッドに連れていき、「じゃあ、おやすみ」と扉を閉めました。
私たちはベビーモニターで確認しながら、娘が眠るまで別室から見届けました。

 

ー一人で寝室に置かれたとき、お子さんは泣きましたか?

初日は、扉を閉めてから40分くらい、泣き続けました。
でも2日目は30分、3日目は10分に減り、4日目にはベッドに置いたら泣かずにそのまま就寝。そこからは、「ねんねしよう」の声かけで、自分から寝室に行くようになりました。

初日は確かに夫婦共々心が折れました。でもそこで「泣いていて可哀想だから」「今日はまだ初日だから…。明日からがんばろう」と、扉を開けて抱っこしに行ってしまうと、娘は「あ、泣き続ければ、ママやパパは来てくれるんだ」と学習します。
実は、これがその後のお互いを、もっと苦しくしてしまうんです。

セルフねんねを実践すると決めたら、もう行かない、と決めて、安全だけ確認しながら、とにかく「待つ」こと。
これが本当に大切だと、やってみてとても感じました。
もちろん、危険がないか、安全に眠れているか、そういった確認は必要ですが、それが確認できたら、とにかく「行かない」が大事です。

ー親の忍耐力も、試されますね。

本当に。娘も頑張りましたが、我慢比べですね。

でも、親が「待つ」ことで、子どもは「自分で寝る練習」ができます。
泣いているのは悪いことではなく、眠いけど寝られなくてぐずっているだけかもしれない。
そこで抱っこして声かけをしてしまうと、逆に覚醒して寝るチャンスを逃してしまうこともあります。

また、親が「待つ」ことで、泣いている理由を冷静に判断したり、自分たちなりに分析できるようになりました。
本当にお腹が空いていたり、不快なときの泣き方と、寝る前に眠くてグズグズしている泣き方は、やっぱり違うんですよね。
そのうち、指をしゃぶったり、自分で自分を落ち着かせるようになったりと、寝付く前のサインに気づけるようにもなりました。

これは私の体験談を元にした話ではありますが、私は「抱っこと授乳は最終兵器」だと思って、まずは様子を見て待つことが一番大事だと思っています。

 

***

 

泣いている我が子を前に「待つ」のは勇気がいりますが、それは子どもが自分で寝る力を身につけるための大切なプロセスなのだと分かりました。

ルーティンを整え、睡眠環境を整えることで、親も自分の時間や睡眠をしっかり確保でき、イライラせずに笑顔で子どもと向き合えそうですね。

後編では、きょうだい育児でのセルフねんねのメリットや、家族の協力体制についてお届けします。

 

ライター 後藤麻衣子

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